2015年 10月 19日
分別と狂の間で
ロードバイクもモーターサイクルも本質的に危険な乗り物です。
いずれも一般の生活に必要不可欠な乗り物ではありません。
日本では、都市部では公共交通機関が発達していますし、農村部でも個人保有の軽自動車が代替しています。より手軽な乗り物としてはシティサイクル(いわゆるママチャリ)や原動機付自転車が主流です。
つまり、趣味性が高いロードバイクやモーターサイクルは社会性のある乗り物とはいえず、煙草と同様に個人の嗜好品のようなものです。JTのCMでは喫煙者が非喫煙者に対する心配りを説くメッセージが長年放映されています。
JTのCMの本質を翻って考えると、ロードバイクや原付以上のクラスのモーターサイクルを楽しむ人は、他の方が仕事や生活のために必要性にかられて使っている公共の道路を個人の趣味ですが使わせていただいているという遠慮というか控えめなマインドがあってしかるべき、という思いに至ります。
自転車通勤時のクルマとのトラブルの愚痴や武勇伝を時折耳にします。法律やマナーの是非はともかく、クルマの乗り手の立場になって考えてみると、(自転車なんかで幹線道路を使ってチョイ乗り以上の距離を通勤なんてするんじゃねーよ)、というネガティブな感情を抱くのが普通なのだと認めることが肝要かと。
Kawasaki H2R
作り手の意思や情熱を感じる吹っ切れたモノには、時折「狂」を感じることがあります。
「狂」への憧れと恐れを抱き、それを日常生活で感じさせてくれるものに惹かれていく。
齢を重ねるにつれて、あれやこれやと自身にまとわりついてくる関係、立場、責任、属性などの一切から解き放たれて、自由になりたい、グダグダになりたいという思いが強くなるように感じます。
この裏返しで、なにかに狂うことを希求するのだろうと自己分析。
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purigorota77 at 2015-10-19 23:34
まさか!?????
ですよね。
ですよね。
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山ちゃん
at 2015-10-20 13:10
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お買い上げありがとうございます!
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shinzo_h at 2015-10-21 00:38
by shinzo_h
| 2015-10-19 22:38
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Comments(3)