2010年 04月 14日
労研饅頭
かーすけさん曰く、有名な松山のおまんじゅうとのこと。
確かに、先日、松山に出張した際、市内のあちこちに看板がありました。道後温泉近くに直営店を見つけて、食しましたが蒸しパンのようなものでした。
Wikipediaで調べてみると・・・
労研饅頭(ろうけんまんとう)は、愛媛県松山市内にある「労研饅頭たけうち」が製造販売している小麦粉を主原料とした蒸し菓子の一種。和菓子の饅頭(まんじゅう)ではなく、蒸しパンまたは中国料理の甜饅頭(ティエンマントウ)に似る。
由来は以下のとおり。
昭和初期、松山市は深刻な不況に襲われ、夜学生が学資を確保することが困難であった。それを見かねた私立松山夜学校(現在の私立松山城南高等学校)奨学会は、夜学生の学資を供給する事業がないか模索していた。その頃、岡山県倉敷市にあった労働科学研究所が満州(現在の中国東北部)の労働者の主食であった「饅頭」(マントウ)を日本人向けに甘くアレンジ、これを岡山県や京阪神の業者が販売していることを聞きつけた。小麦粉で作る饅頭は安価に製造できるため、これを松山で製造販売し、学資を確保するとともに夜学生の主食にもしてもらうことを企画したのである。
こうして1931年に松山で「労研饅頭」の名で販売が開始された。「労研」とは労働科学研究所の略。また、饅頭を「まんとう」と読むのは中国東北部の主食「マントウ」が起源だからである。なお、当時は4個で5銭、松山市内の学校や軍内で販売され、夜学生の学資確保に貢献したという。
なお、労研はこれを、当時の女工の厳しい労働環境を配慮し、手を汚さず、素早くエネルギーを補給できる食品として開発した。労研は、当時、クラボウの社長であった大原孫三郎が、労働者の環境改善のために設立した研究機関だった。
その後、労研饅頭は個人営業の竹内商店(現在の販売店「たけうち」の前身)が製造販売するようになったが、戦火の拡大により、1943年には小麦粉も入手難となり、販売休止に追い込まれた。しかし、受け継いだ酵母は守り通され、1945年の終戦後には早くも販売が再開されている。しかし、京阪神では戦火によって労研饅頭の酵母が途絶えてしまい、労研饅頭そのものが復活することなく、消えてしまった。1952年に「たけうち」が「労研饅頭」の登録商標を取得する。
戦後は洋菓子などに押されたが、保存料などを使わない自然食であることが見直され、松山の名物菓子として定着している。
うーーん。元来、労働強化のために生み出された食べ物だったのか。。。
温泉に入った後にのほほんと食していましたが、こういう由来を知ると厳粛な気持ちになります。
確かに、先日、松山に出張した際、市内のあちこちに看板がありました。道後温泉近くに直営店を見つけて、食しましたが蒸しパンのようなものでした。
Wikipediaで調べてみると・・・
労研饅頭(ろうけんまんとう)は、愛媛県松山市内にある「労研饅頭たけうち」が製造販売している小麦粉を主原料とした蒸し菓子の一種。和菓子の饅頭(まんじゅう)ではなく、蒸しパンまたは中国料理の甜饅頭(ティエンマントウ)に似る。
由来は以下のとおり。
昭和初期、松山市は深刻な不況に襲われ、夜学生が学資を確保することが困難であった。それを見かねた私立松山夜学校(現在の私立松山城南高等学校)奨学会は、夜学生の学資を供給する事業がないか模索していた。その頃、岡山県倉敷市にあった労働科学研究所が満州(現在の中国東北部)の労働者の主食であった「饅頭」(マントウ)を日本人向けに甘くアレンジ、これを岡山県や京阪神の業者が販売していることを聞きつけた。小麦粉で作る饅頭は安価に製造できるため、これを松山で製造販売し、学資を確保するとともに夜学生の主食にもしてもらうことを企画したのである。
こうして1931年に松山で「労研饅頭」の名で販売が開始された。「労研」とは労働科学研究所の略。また、饅頭を「まんとう」と読むのは中国東北部の主食「マントウ」が起源だからである。なお、当時は4個で5銭、松山市内の学校や軍内で販売され、夜学生の学資確保に貢献したという。
なお、労研はこれを、当時の女工の厳しい労働環境を配慮し、手を汚さず、素早くエネルギーを補給できる食品として開発した。労研は、当時、クラボウの社長であった大原孫三郎が、労働者の環境改善のために設立した研究機関だった。
その後、労研饅頭は個人営業の竹内商店(現在の販売店「たけうち」の前身)が製造販売するようになったが、戦火の拡大により、1943年には小麦粉も入手難となり、販売休止に追い込まれた。しかし、受け継いだ酵母は守り通され、1945年の終戦後には早くも販売が再開されている。しかし、京阪神では戦火によって労研饅頭の酵母が途絶えてしまい、労研饅頭そのものが復活することなく、消えてしまった。1952年に「たけうち」が「労研饅頭」の登録商標を取得する。
戦後は洋菓子などに押されたが、保存料などを使わない自然食であることが見直され、松山の名物菓子として定着している。
うーーん。元来、労働強化のために生み出された食べ物だったのか。。。
温泉に入った後にのほほんと食していましたが、こういう由来を知ると厳粛な気持ちになります。
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yamaroku_kogyo at 2010-04-14 22:21
なるほど!色々な由来があるものなのですね。
饅頭の由来が『諸葛孔明』による嵐を静める為の生贄の頭の代わりらしいという事を最近知ったのですが、この饅頭はそれ+労働強化というすごい食べ物なんですね。
饅頭の由来が『諸葛孔明』による嵐を静める為の生贄の頭の代わりらしいという事を最近知ったのですが、この饅頭はそれ+労働強化というすごい食べ物なんですね。
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yamaroku_kogyo at 2010-04-14 22:22
すいません、それとリンクさせて頂きました♪<(_ _)>
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funa9934 at 2010-04-15 21:23
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shinzo_h at 2010-04-16 00:06
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shinzo_h at 2010-04-16 00:07
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shinzo_h at 2010-04-16 04:38
イヨッキュさん
それと、リンク了解です!(当方もさせていただきます)
それと、リンク了解です!(当方もさせていただきます)
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imba_potter
at 2010-04-16 21:57
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今回、かーすけさん情報によりまして無事ゲットさせて頂きました。しっとりとした、そして甘さ控えめでとても優しい味でした。お店は商店街の中でした。
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shinzo_h at 2010-04-16 22:54
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pinarello_fp3 at 2010-04-17 08:55
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shinzo_h at 2010-04-18 00:36
かーすけさん
カプレオサンに労研饅頭をしきりに薦める姿を思い出しましたよ。楽しかったですね!
カプレオサンに労研饅頭をしきりに薦める姿を思い出しましたよ。楽しかったですね!
by shinzo_h
| 2010-04-14 22:02
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Comments(10)