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海風に吹かれて

スッキリしたロゴへの違和感

2017年の中頃からグランドセイコーのロゴが変わりました。
具体的には、ほとんどのモデルがSEIKO、GS、Grand Seikoと3連で表記されていた文字盤からSEIKOのロゴが消えました。

例えば、ボクが数年前に入手したモデルがこれ。

SBGH001
スッキリしたロゴへの違和感_b0168516_07275579.jpg


文字盤がマイナーチェンジした同モデルがこれ。

SBGH201
スッキリしたロゴへの違和感_b0168516_07275879.jpg

この文字盤の変更はピンキリなSEIKOというブランドイメージから脱却して、GSブランドを確立したいという意図があるのでしょう。
長い間、3連のロゴがうるさいという批判が存在していたことも事実です。
しかし、元々SEIKOの文字のスペースがあることを前提にデザインされていた文字盤からSEIKOの文字を外して、旧来のロゴの配置を変えるという安直さはいただけません。

このモデルに限っては前のモデルの方がまだしっくりくるように感じます。
ブランドイメージを高めたいという本来の狙いと逆方向に働いている残念な事例になっているように思います。
いいモノを作っているという自負でデザインは二の次にされたのかなぁ。。。

日本企業が衰退する要因のひとつに、このような思考様式があるのかもしれません。

by shinzo_h | 2017-12-13 22:00 | 時計 | Comments(0)

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